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劇団テアトルジュンヌ10月公演「バックステージ!」稽古場日記です。
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目覚ましより早起きして、傘さして、今日も元気に家を出ました。


………………………………稽古に行くために。



だってだって知らなかった今日休みなんて!ケン様ひどい!!
とか思ってたらけっこう前にメールきてました。
………小太刀賢ジントン閣下はなにも悪くありません。
気付いたのは12時回ってからで、誰も来ないので部室前に言ったらドアに恐怖の予定表が。このやろう半日損したぞもう午後は寝倒してやると誓い一刹那も無駄にしたくないくらいの勢いで一階へ降りました。
ところで後ろから声をかけられました。


声の主は岡大資氏で、特に驚いた風もなくこちらを見ていたので、やべーよ間違えて休日出勤したなんてばれたら痛すぎるここは「ちょっと~ウィリホにぃ、用があった~、みたいな?」的なノリでかわすしかないとこころひそかに企てた言い訳は無駄になりました。
…もしかしてそんなアホの子を哀れに思って何も訊かないでくれたのかな。

彼は何やら作業中で、一人でやっているのかたずねたら、


「他にできる人いないから。」


その一言になんだかいたたまれなくなって、何と言っていいのかわからなくて、お疲れ様とだけ残して、役立たずの薄情ものはその場をあとにしました。
思えば昨日も、自分が冷房の効いた部屋でアクエリ飲みながら練習してる間中、スタッフ・助っ人の皆さんは、あんな暑いところで鋸を動かしていました。それぞれの役割をこなしているだけと言えばそれまでですが、なにか申し訳ない気持ちになります。肉体の疲労はきっと比べものにならないのに、観客の目に映るのは役者で、そんなことをぐるぐる考えだすとわけがわからなくなります。
役者って、ほんとにストイックにやらないと、ただのいいとこどりポジションだなと改めて感じました。


それに気付かせてくれた岡氏に感謝です。休みの雨の日一人で黙々と手を動かしている彼に会えてよかったです。もしかしたらviewのときも、こんなふうに誰にも見えないところで皆を支えていたのかもしれないと思うと頭が上がりません。


なんでもほんとに、いろんな人が関わって成り立っているのですね。


一皿のカレーでも、人参とジャガイモと玉葱と肉が在って、洗って皮を剥いて切って味付けしてくれる人がいるから出来上がるのだと考えてみると、いただきますという言葉の重さがわかります。
舞台ができあがったら、いただきますって気持ちで上がろうと思います。

自分も演出さんに味付けされて、お客様においしく召し上がって頂けるように、努力せねばなりません。
皮を剥くくらいは自分でやらないと。




               
                                 気分はジャガイモ   りろ。



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